こんにちは!IoT研究所の見習い研究員Chisatoです。
本日は、ぷらっとホームの協業プログラム「IoTセンサー・デバイス パートナープログラム」に関するtopicsです。
2019年6月6日、ぷらっとホーム株式会社は、エイブリック株式会社が、ぷらっとホームの協業プログラム「IoTセンサー・デバイス パートナープログラム」に参加したことを発表しました。
IoTセンサー・デバイス パートナープログラムとは
IoTシステムにおける、「センサ」や「デバイス」と「IoTゲートウェイ」との間の連携を強化し、お客様へ提供する製品やサービスの価値向上を目的とした、協業プログラムです。
IoTシステムにおいては、お客様の目的に応じた様々な「センサ」や「デバイス」が用いられますが、これらの機器は通常「IoTゲートウェイ」とよばれる中継装置を経由してIoTシステムに接続されます。
近年、IoT市場の拡大により、IoT機器は飛躍的に増加していますが、システムの最も基本となる「センサ」や「デバイス」と「IoTゲートウェイ」のスムーズな接続と通信の確立なしにはIoTシステムは成立しないため、IoTシステムにおいてこうした各種デバイスとIoTゲートウェイ間のコネクティビティは重要性を増しております。
「IoTセンサー・デバイス パートナープログラム」はIoTシステム構築で不可欠となる「センサ」や「デバイス」と、「IoTゲートウェイ」の連携を強化することにより、IoTシステムのスムーズで安定性の高い構築を実現し、お客様への価値向上とIoT市場の拡大を目指したぷらっとホームと各参加企業の相互協力による協業プログラムです。
ぷらっとホームとエイブリック(ABLIC)との協業内容
ぷらっとホームは、ABLICの「CLEAN-Boost® 実験キット 水分発電センサ および 発電菌土壌センサ」と、プラットフォーム社IoTゲートウェイ製品「OpenBlocks® IoT Family」(以下、OpenBlocks® IoT)とのコネクティビティを公式サポートしました。
これにより、ABLICの「無線センサ」とIoTゲートウェイ「OpenBlocks® IoT」を使用した様々な実験システムの構築をより柔軟に、安心して行えます。
ABLICが製造・販売する「CLEAN-Boost® 実験キット」は、環境発電(エナジーハーベスト)で動作するバッテリーレスのBLEビーコンで、水分発電センサと発電菌土壌センサがラインナップされています。水分発電センサは2種類の金属のイオン化の差を利用し、電池を使わず水分を検出するセンサを実現できます。また、発電菌土壌センサは土壌に生息する発電菌を利用し、間欠的にBLEのBeacon信号の送信が可能です。これらの製品とOpenBlocks® IoTの組み合わせにより、水漏れを検知する仕組みや、土壌の生物多様度を推し量る実験システムをIoTで実現できます。
ぷらっとホーム社はマイクロサーバーの開発製造大手です。1993年の創業よりLinuxサーバーのパイオニアとして、通信やネットワーク分野に自社製コンピュータを供給してきました。手のひらサイズの超小型Linuxサーバー「OpenBlocks®」は、大手通信事業者をはじめ、物流、輸送、金融、エネルギー産業、官公庁など日本の社会インフラを支える様々な領域で採用されており、今後大きく成長すると見込まれるM2MやIoTでも大きな注目を集めています。
今回の協業のように、今後も、ぷらっとホームがパートナーとともに提供する、IoT技術を活用した製品・サービスに注目ですね!