IoTネットワーク「Sigfox」 Wi-Fiによる位置情報サービス開始!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員のChisatoです。
本日は、IoTネットワーク「Sigfox(シグフォックス)」に関するtopicsです。
京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下KCCS)は、IoTネットワーク「Sigfox」の位置情報サービス「Atlas WiFi(アトラス ワイファイ)」を2019年12月2日から提供開始しました。

IoTネットワーク「Sigfox」について

Sigfoxは低価格・低消費電力・長距離伝送を特長とするグローバルIoTネットワークです。LPWA(Low Power Wide Area)を代表するネットワークとして欧米を中心に65か国で展開されており、日本国内においては、KCCSが唯一のSigfoxオペレータとしてインフラ構築およびネットワークサービスの提供を行っています。
Sigfoxを活用したサービスは、全国の500社に及ぶSigfoxパートナーにより各地ですでに展開されており、見守り、農業、物流・アセット、環境、設備など、幅広い分野での活用が進んでいます。

URL:https://www.kccs-iot.jp/service/

位置情報サービス「Atlas WiFi」詳細

IoTデバイスの位置情報を取得する手段は、GNSS(全球測位衛星システム)が一般的ですが、消費電力が大きく継続利用できない、屋内の位置測位ができないなどの課題があります。
「Atlas WiFi」は、Sigfox通信が可能な場所であれば、Wi-Fiアクセスポイントを活用することで屋内・屋外問わず低消費電力で位置情報を取得することができるサービスです。
Wi-FiアクセスポイントのMACアドレスをもとに数十メートル精度の位置情報(経度、緯度、想定精度範囲)を提供します。本サービスを利用することで、物流分野をはじめ位置情報を活用するあらゆる分野で、Sigfoxネットワークを利用いただきやすくなります。
URL:https://www.kccs-iot.jp/service/atlas/


「Atlas WiFi」の特長

・自社のWi-FiアクセスポイントをAtlas WiFiに組み込む「Private Databaseサービス」での利用も可能
・数十メートルの精度で位置情報を取得可能
・GNSSと比較して低消費電力
・Sigfoxネットワークを提供しているすべての国で使用可能
・Wi-Fiアクセスポイントがない場所でもSigfox基地局をベースにした位置測定サービス「Atlas Native」を組み合わせることで位置情報の取得が可能

KCCSはSigfoxの提供を通じてIoT市場の発展ならびに、すべてのモノが「つながる」便利で安全性の高い社会づくりに貢献します。

「Sigfox」の Wi-Fiによる位置情報サービスに注目です!

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