世界初のIoTのサービスやモノを接続するサービスを展開する新会社『IoT-EX株式会社』設立へ!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員Chisatoです。
本日のtopicsは、BizMobile社がIoT事業を分離し設立した、新会社『IoT-EX株式会社』をご紹介します。

クラウド型マルチデバイス管理(MDM)を提供するBizMobile株式会社はこの度、世界初のIoTのサービスやモノを接続するサービスを展開する新会社『IoT-EX株式会社』を設立しました。

現在のIoTは、「相互接続性」が不十分で、異なるメーカーのモノやサービスが利用できない状態「サイロ化」が問題視されています。
つまり、IoTサービスや製品を提供するメーカーのデバイスやアプリとしかつながっておらず、様々なサービスを利用できる状態になく、IoT市場拡大の大きな障壁になっています。

BizMobileは、2015年からIA JapanのIoT推進委員会のワーキンググループでオープンな水平分業を提唱してきました。また、2017年以来東京大学生産技術研究所(以下:東大生産研)のIoT特別研究会(RC-88と呼ぶ)のメンバーとなり、東大生産研の実験検証住宅COMMAハウス内に『異なるメーカーのモノやサービスを安全に接続し、連携可能にする』技術検証を続けてきました。
IoT Exchangeと名付けたこの仕組みは、実際の賃貸住宅などへの導入実績により、MCPC Award 2108とASPIC Award 2018を受賞し、スマートIoT推進フォーラムのIoT導入事例でも紹介されました。

IoT Exchangeは、IoT-HUB(アイオーティー・ハブ)をコアとし、通信サービスとIoTディレクトリサービス等で構成され、異なるモノやサービスの相互接続を可能にします。
今回設立した「IoT-EX」は、IoT Exchangeを介して、電気通信事業者としてIoT相互接続サービスを提供します。通信の秘密を遵守するため、データを保管せず、自分のために利用しません。
また、接続事業者1経由でサービスを提供するため、個人情報を取得しません。さらに、接続事業者などから出資を受け入れ、事業継続性を確保します。

IoT-EXの事業概要

1. 電気通信事業(IoT Exchange)

IoT-HUBを介して、異なるメーカーのモノやサービスを安全に接続し、連携可能にします

2. IoT接続支援事業

IoT-HUBにつなぎたいが支援が必要な接続事業者向けに、ビジネス開発、システム開発を受託します。
 

BizMobile社は、これまでの法人向けMDMサービスを提供だけでなく、IoTデバイス向けMDMサービスの提供も始まり、今後は、暮らしのIoT分野のMDMサービスも提供する方針です。

IoT-EXの事業展開による、今後のIoTサービスの拡大に期待が高まりますね!

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