VRを活用した多拠点間バーチャルコラボレーションシステム「CoVR」とは!?

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員Chisatoです。
本日のtopicsは、株式会社電通国際情報サービスが提供開始した、VRを活用した多拠点間バーチャルコラボレーションシステム「CoVR」をご紹介します。

株式会社電通国際情報サービス(以下ISID)は、VRを活用した多拠点間バーチャルコラボレーションシステム「CoVR(カバー)」の提供を2021年8月2日より開始します。

CoVRロゴマーク

「CoVR」主な機能と特徴

CoVRは、設計・解析データを用いて作成した実物大のリアルな3Dモデルを、複数拠点のユーザーが同一のVR空間で同時に確認し、操作などの体験までを共有することが可能なシステムです。ISIDがこれまで、自動車メーカー向けバーチャルドライビングシミュレーターや、電機メーカー向けVRトレーニングシステム等、数多くの顧客向けに開発・提供してきたxRソリューションのノウハウを集約したものです。今後、バーチャルトレーニングやコラボレーションが必要とされる製造業やメンテナンス業、小売業などを対象に、3年間で50件の販売を計画しています。

【提供価格】
・CoVRサーバーライセンス利用料:年間150万円(サブスクリプション料金)
・CoVRクライアントライセンス(多拠点での利用):1端末あたり年間30万円(サブスクリプション料金)

VR空間における共有イメージ

1.設計・検討データを活用した精緻な3Dモデル

CoVRは、VR空間上に実物大の3Dモデルを表示し、遠隔地にいる複数のユーザーがインターネット経由で、あたかも同じ空間で1つの3Dモデルを一緒に確認し、操作しているかのような仮想環境を提供するシステムです。対象物の精緻な3Dモデルに加え、機構のアニメーション表示、モデルと視点の自由な移動、指示箇所へのマークの付与、ドキュメントの閲覧、音声会話、アバター表示等の機能を有し、直感的かつ効率的なコミュニケーション手段を提供します。

図:3Dモデル表示だけでなく、実際の動きをアニメーションで表示することが可能

2.背景データの自由な切り替え

3Dデータとは別に背景の入れ替えが可能で、より自由にVR空間を構築することができます。
3Dモデリングされた背景はもちろん、撮影した360度の静止画/動画を背景として利用することもでき、シチュエーションに応じた空間の再現が可能です。

図:背景入れ替え時のイメージ

3.コミュニケーションをリッチにする便利機能

VR空間でのコミュニケーションをよりリッチにする各種機能を提供します。
•VR空間上に設置された大画面へのPDF表示
•3Dデータの移動/回転
•3Dデータの断面閲覧
•パーツ単位の表示/非表示など

 

株式会社電通国際情報サービスが提供開始した、VRを活用した多拠点間バーチャルコラボレーションシステム「CoVR」に注目です!

シェアする

フォローする