IoTデータを使ったAI開発を加速させる「I2oT」をご紹介!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員Chisatoです。
本日のtopicsは、Search Space株式会社が提供を開始した、IoTセンサー接続型AIパッケージ「I2oT」をご紹介します。
 
高度な専門分野を対象としたAI・ソフトウェアの技術サービスを提供するSearch Space株式会社は、自社のIoTセンサー接続型AIパッケージ「 I2oT」の提供を開始し、さらに「 I2oT」を使った実証実験を希望するパートナー企業の募集を2021年6月23日より開始しました。

開発背景

まず、「I2oT」は、センサーのデータがより賢く現場に役立って欲しいという願いを込め、Search Space社の次世代型IoTソリューションを、Intelligent Internet of Things、略して I2oTと名付けました。
これまでのIoTソリューションはデータの解析、 AIへの接続に課題があることが多く、取得したデータの活用に困難が生じることがあったため、Search Space社はAIの活用を前提とした「インテリジェント」なソリューションを目指しています。
IoT機器を使った実証実験ではデータの解析や活用がネックとなることが多く、AIを使った実証実験は人件費などのコストが大きくなりやすいという背景から、センサーで集めたデータをAI・機械学習のモデルに学習させる一連の流れを手軽に試せるパッケージを開発しました。データを集めるためのセンサーは基本的なものが既にパッケージに含まれており、それらのセンサーのデータを自動で学ぶAIのシステムもクラウドに用意されています。
基本的にセンサーを設置・維持するだけで、AIが学習していく様子をWebダッシュボードから確認できる仕組みとなっています。

「I2oT」で広がる可能性

本製品はセンサーを建造物や製造機器、発電設備など、異常を発見したい対象に設置することをユースケース例として想定しています。また、川の水位や電力消費量などの将来の予測を行いたい対象も当製品に組み込まれたAIの解析対象となります。
異常の検知、将来の予測を行えるようAIが自動で過去のデータから学習を行います。当製品では面倒なアノテーション作業は不要ですが、人間が正解ラベルを与え、分類や回帰といったタスクを、いわゆる「教師あり学習」で学ばせることも可能となっています。
センサーをさまざまな場所や対象へ設置し、AIに学ばせることで、これまでには得られなかった洞察、役に立つ情報を自動で取得できるようになる可能性が広がります。
解析結果はAPIで取得することができるため、空調や水門といったさまざまな設備の制御に活用することも可能です。

 

Search Space株式会社が提供を開始した、IoTセンサー接続型AIパッケージ「I2oT」に注目です!

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