稼働率の見える化・遠隔操作を実現した「ROBO Fork 15」とIoTシステムの連携システムとは?!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員Chisatoです。
本日は、中西金属工業株式会社の自立走行型フォークリフト「ROBO Fork 15」に関するtopicsです。

中西金属工業株式会社(以下 NKC)のコンベア・物流・マテハンシステムなど「運ぶ技術」を提供する輸送機事業部は、自立走行型フォークリフト「ROBO Fork 15」にIoTを連携した新たなシステムを開発しました。

自律走行型フォークリフト「ROBO Fork 15」とは?

最新のマッピング技術が可能にした自律走行型フォークリフトです。深刻な人手不足が大きな社会問題となる中、工場や物流倉庫内での作業オペレーター不足も増加しつつあります。その問題解決として無人走行ロボット「ROBO Fork 15」が登場しました。
ROBO Fork 15を導入することにより、作業者不足、常時稼働監視が可能となり、近い将来に起こる機会損失を解消する一翼を担います。

IoTシステム搭載の背景

新型コロナウイルスの影響で「現場」での業務効率が課題となる中、工場や物流倉庫内で働く作業者にも3密回避の観点から省人化が求められています。
その課題を解決するため自立走行型フォークリフト「ROBO Fork 15」にIoTシステムを取り付けることで、フォークリフトの稼働状況をクラウドサーバーへ転送後、Web画面で情報を可視化することで、自宅や外出先からでも遠隔で確認することができます。
また、クラウドサーバーに管理されているデータを各現場で共有することで、トラブル支援、早期復旧にも役立てられます。
従来であれば、現場で問題(エラー)が発生した場合は誰かが駆けつける必要がありましたが、新たに開発したシステムでは、「お知らせメール」で通知後、専門のエンジニアが遠隔操作でエラーの解消を支援することでダウンタイムの削減も可能となりました。

IoTシステム概要

1台のパソコンで複数台の機体を管理可能です。集中管理を行うことで効率良く作業をサポートできます。
また、ROBO Fork 15の稼働状況はクラウドサーバーから専用のWEB画面に表示されます。

複数制御
WEB制御画面

主な機能

・自立走行型フォークリフトROBO Fork 15の稼働状況を一括管理します。
・問題(エラー)が発生した場合の「お知らせメール」通知サービスを搭載しました。
・エラー時の前後20秒の映像をクラウドに保存し確認できる映像確認サービスを提供します。
・各ROBO Fork 15のステータス情報の取得できます。
・専門エンジニアによる遠隔操作からのエラーを解決できます。

 

IoTを活用することで、現場で行っていた管理業務を自宅でも可能とする、「ROBO Fork 15」のIoTシステムに注目です!

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