国立研究機関にて活用される、IoTセキュリティソリューション「CYTHEMIS™」とは?!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員のChisatoです。
本日は、IoTセキュリティソリューション「CYTHEMIS™」に関するtopicsをご紹介します。

東芝インフラシステムズ株式会社のIoTセキュリティソリューション「CYTHEMIS™」(サイテミス)が、国立研究開発法人 物質・材料研究機構(以下、NIMS)に採用・導入され、4月から運用実証を行った結果、研究の効率化につながることが確認できました。

「CYTHEMIS™」特長

「CYTHEMIS™」(サイテミス)は、セキュリティ対策を取りにくいPCや機器をサイバー攻撃から守りつつ、IoT化により、通信させたい先までのセキュアなネットワークを実現する小型のハードウェアデバイスと、それを管理するシステムのパッケージソリューションです。

高いセキュリティ環境を容易に導入可能

既存システムを変更することなく、高いセキュリティ環境を実現できます。

OS非依存で、レガシー機器にも対応

外付けのエンドポイントソリューションであるため、OSの種類やバージョンに依存せず、セキュリティソフト等がインストール出来ないレガシー機器にも適用可能で、様々な環境下に導入可能です。

セキュリティガイドラインへの対応

データの盗聴、改ざんが防止でき、パスワードベースではない厳格な認証機能が実現できるため、各種セキュリティガイドラインへの対応も可能となります。
ハードウェアデバイスにより、機器間の相互認証や通信の暗号化(仮想的な専用線化)が行われ、セキュアにネットワーク化できるため、不正アクセスやマルウェア感染の可能性を大幅に削減しつつ、IoT化することができます。

インシデント・システム全体の見える化

デバイスが検知したセキュリティ異常を収集し、システム管理下のエンドポイントの状況・構成を一元管理できます。これにより、万が一のインシデント発生時やインシデントに至る前の不正なアクセスを検知・見える化できます。
見える化により、セキュリティインシデント発生前の早めの対応を取ることが可能です。

セキュリティ対策コストの低減

システム上の脅威になりうる多くの箇所がカバーできるため、セキュリティ対策にかけるコストを抑えられます。

セキュアなリモートメンテナンスの実現

外付けデバイスを付けた機器同士しか通信できない特性を活かし、セキュアなリモートメンテナンスを実現でき、IoT化を安心して進めることができます。

スタンドアロン端末のIoT化

特定の宛先にのみにつながせるという特性を活かし、様々な機器が混在している社内ネットワーク内のスタンドアロン端末のIoT化をセキュアに行え、かつ接続先は管理者がコントロールできます。

国立研究機関NIMSにおける活用

このたび「CYTHEMIS™」が採用・導入されたNIMSは、日本における物質・材料研究分野の中心的な役割を果たしており、人工知能を含む情報科学を材料研究に応用するマテリアルズ・インフォマティクス(MI)を推進しています。
集積した大量の材料研究データに対して情報科学を駆使した高速データ処理を行い、高度な専門知識を必要とする材料研究を効率化する技術革新を行っています。
NIMSは、「CYTHEMIS™」を取り入れたことで、構内の高速の有線ネットワークに接続しつつ、装置制御PCと外部の間で通信方向を厳しく制御し高いセキュリティを保つことができます。また、研究者の不用意な行動によるセキュリティ低下への対策も同時に実現することができました。
今後、データの収集先がクラウドになった場合でも同じレベルのセキュリティを実現したまま、IoT化を進めていくことが可能となりました。

今後、東芝インフラシステムズは、インフラ・工場のセキュリティ強化に加えて、開発拠点・研究機関、病院等の同様の課題をかかえるスタンドアロン端末群のIoT化へのセキュリティ課題の解決にも積極的に取り組んでいく方針です。

 

IoTセキュリティソリューション「CYTHEMIS™」の活用方法に注目です!

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