世界最大のFOV 60°となるARグラス用が設計マイクロプロジェクタを開発へ!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員Chisatoです。
本日は、Cellid株式会社が開発する、ARグラス用のマイクロプロジェクタに関するtopicsです。

Cellid株式会社は、世界最大となるFOV(field of view)60°を達成するARグラス用のマイクロプロジェクタの設計に成功しました。

開発背景

ARグラスは、両手と両目をスマートフォンから解放し、コンテンツを3D化することで、新しいデバイスとしてスマートフォンを代替すると期待されています。しかし、未だディスプレイモジュールが大きく、視野角も狭いため、コンシューマーレベルでの普及に至っていません。ディスプレイモジュールを構成するマイクロプロジェクタにおいても、広視野角化と小型化が必須であり、微細化技術とAI技術を集積させることで本スペックの達成に至りました。

マイクロプロジェクタの特徴と使用方法

ARグラス用マイクロプロジェクタとして、世界最大となるFOV60°を達成することで、現状最大であるFOV56°から表示可能範囲が約13%増加、FOV50°からは約40%増加し、没入感の高い映像を表示することが可能になります。
本マイクロプロジェクタは、ARグラスにおけるディスプレイモジュールとして、ウェイブガイドとともに構成されます。本マイクロプロジェクタから出射された光はウェイブガイドを通して瞳に導かれ、網膜上に画像を結像することができます。

今後の展望

Cellidは、更なるFOVの拡大と小型化を追求するとともに、解像度や輝度をはじめ他の様々な光学スペックの向上に取り組んでいます。また、2021年Q1での試作品製造および2021年Q4での量産化を目指しています。

 

Cellid株式会社が設計に成功した、世界最大となるFOV60°を達成するARグラス用のマイクロプロジェクタに注目です!

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