VR・360度映像シアター構築用の最新ソフトウェア「Amateras Room Player」をリリースへ!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究生Chisatoです。
本日のtopicsは、VR・360度映像シアター構築用の最新ソフトウェア「Amateras Room Player」をご紹介します。

株式会社オリハルコンテクノロジーズは2022年3月24日より、VR・360度映像の多面スクリーン投影用ソフトウェアAmateras Room Playerの最新版を公開しました。
この最新版では、直方体の室内環境のみならず、三面鏡のように開いた「3面ワイドスクリーン」へのマルチプロジェクションにも対応しました。これにより、従来はデッドスペースになっていた部屋の隅など、より幅広い環境を活用して、多人数でも体験しやすい360度映像シアターの構築ができるようになりました。

「Amateras Room Player」開発背景

VRヘッドマウントディスプレイの普及により、視野すべてを映像に覆われる360度映像やその制作手段は広く一般的なものになりました。しかし長く続く新型コロナ禍の影響のなか、展示会やイベント、博物館、科学館などの展示施設では、観客が直接身に着けるヘッドマウントディスプレイなどの利用が難しくなってしまいました。そのため近年、ドームシアターやパノラマスクリーンなど、多人数で気軽に360度映像を体験できるソリューションへのニーズが高まっています。
「Amateras Room Player」は、こうした360度映像シアターの中でも最もシンプルな、室内の壁面など平面に囲まれた空間に360度映像を表示するための専用ソフトウェアです。複数のプロジェクターや大型モニター、LEDパネルなどを使って、360度映像を歪みなく表示することができます。また企画提案者・コンテンツ制作者向けに、上映環境のシミュレーションやコンテンツプレビューを行える同ソフトウェアのフリー版も提供しています。

3面ワイドスクリーンの施工例

「Amateras Room Player」最新版 特長

これまでも最も簡単に使えて強力な部屋環境マッピングツールとして、Amateras Room Playerは広くご活用いただいておりました。今回、この最新版が新しく3面ワイドスクリーンにも対応したことにより、さらに多くの人数で360度映像を楽しめる環境を、より柔軟に構築できるようになりました。
3面スクリーンを最小2台のプロジェクターでマッピングすることができるため、機材費を抑えたいイベントや移動展などでの利用もしやすくなっています。

部屋の隅を活かしたスクリーンの設置
2台のプロジェクターによる投影

今回、最新版のソフトウェアとともに「3面ワイドスクリーンシアター環境ガイド」も合わせて公開しました。このなかでは、小型のプロジェクターや入手性の良い機材を使って、簡易的な360度映像シアターを構築するための手順を紹介しています。Amateras Room Playerのフリー版を使って、3面スクリーンに実際にマッピング作業や試写を行うことができます。没入型コンテンツの活用方法や、新しい映像展示のアイデアとしてご利用できます。

360度映像と平面映像の組み合わせ

オリハルコンテクノロジーズ社のソリューションについて

オリハルコンテクノロジーズでは、VRヘッドマウントディスプレイなしにVR・360度映像を多人数で楽しむための、様々なB2Bソリューションを提供しています。
今回のAmateras Room Playerの他にも、パノラマスクリーン向けのAmateras Panorama Player、ドームスクリーン向けのAmateras Dome Playerなど、環境に合わせた使いやすいソフトウェアを御用意しています。これらのソフトウェアの性能を最大限発揮するためのメディアサーバー Amateras Serverや、仮設イベントにも使えるドーム型ディスプレイシステム Domeworks、Panoworksなどの機材販売やレンタルも行っています。いずれも、没入型コンテンツを楽しむための新しい方法として、広く活用できます。

 

オリハルコンテクノロジーズは開発した、VR・360度映像シアター構築用の最新ソフトウェア「Amateras Room Player」に注目です!

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