Kandaoが12Kの超高画質を実現したシネマ3D VRカメラ「Obsidian Pro」を発表へ!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員Chisatoです。
本日のtopicsは、Kandao Technology が発表した、新製品3DVRカメラ「Obsidian Pro」をご紹介します。

Kandao Technologyは、2021年4月15日北京にて、新製品「Kandao Obsidian Pro」の発表会を開催しました。「Obsidian Pro」は、VRコンテンツ制作において、新たな基準となる高解像度を再定義し、12Kの超高画質を実現します。

「Obsidian Pro」概要

「Obsidian Pro」は、8つのAPS-Cセンサー、​12K x 12K 30fpsの立体視のパノラマビデオ、9軸スタビライゼーション、電子制御による調整可能な焦点距離や絞り値などの高機能を搭載しています。

シネマクオリティの12Kの超高解像度

8つの2400万画素のAPS-Cセンサーを備えた世界初のシネマティック3D VRカメラで、12K x 12K 30fpsの3Dパノラマビデオを可能としています。また、AI画像処理アルゴリズムにより、12K 60fpsの3Dパノラマビデオ制作もサポートしています。さらに、14ストップのダイナミックレンジを持ち、ISO感度は12,800に達成している「Obsidian Pro」は、より多くのピクセル、より大きなピクセル、より高い感度を備えていることで、緻密なディテールの再現力や暗闇でも優れたパフォーマンスを発揮できます。
また、細部にまでこだわっており、広いダイナミックレンジを実現しているため、12K VRビデオを8Kの解像度にリフレームしても、8Kで直接撮影する動画よりも繊細で詳細な映像になります。
さらに、映画やテレビの制作における多彩な撮影ニーズを満たすために、卓越した安定化スタビライゼーションを実現する9軸ジャイロスコープが内蔵。自社開発した独自のアルゴリズムに加えて、完璧なスタビライゼーションが行えます。

電子制御による調整可能な焦点距離やF値

画期的な電子フォーカス制御を搭載し、「近距離」と「通常」の2つの焦点距離を選べることで、大口径でのさまざまな距離の撮影ニーズにも応えることができます。また、電子制御方式による調整可能なF値を搭載した初の3D VRカメラで、最大の絞りはF2.8で、 F2.8 ~F16まで16段で絞りを自由に選べることをサポートしています。調整可能な可能なF値により、被写界深度を正確に制御し、モーションブラーを使用して、クリエイティブな制作を実現しています。

12ビットRAWビデオ、14ビットRAW写真撮影をサポート

「Obsidian Pro」は、12ビットRAW形式の3Dパノラマビデオの撮影をサポートしています。RAW形式は、すべての画像情報を記録でき、明るい色から暗い色までの豊富な色情報を最大限に保持します。 10ビットと比較して、12ビットビデオは、カラーグレーディングの柔軟性をさらに向上させます。また、14ビットRAWの12K VR二眼写真をサポートし、より洗練された画像を描写します。さらに、DNG8の撮影モードも対応し、8枚の14ビットRAW写真を連続で撮影し、Kandao独自のソフトウェア「 Kandao Raw + 」 を介して、ゴーストのない16ビットRAW写真に合成します。ノイズの少ない高品質な映像を記録できます。
12ビットRAWビデオを撮影する場合、書き込み速度は22160Mbps になります。12K RAW形式で記録する場合に、安定したストレージソリューションが必要となります。「Obsidian Pro」は、8-in-1の一体化のSSDデザインを採用しており、データーの保存を安全かつ高速で行えます。SSDオプション容量は、4Tや8T、16Tから選択可能です。
12K30fpsのビデオ録画を継続的かつ安定的に記録できるように、「Obsidian Pro」は、まったく新しい熱放散システムを設計し、4mm 16ヒートパイプの液体冷却および120mm空冷を実装します。

リモート制御やオーディオ、送信など撮影に必要なすべての要素を実装

クリエイターが撮影中にパラメータをリアルタイムで調整できるように、「Obsidian Pro」の本体に高精細タッチスクリーンを備えています。また、「Obsidian Pro」とアプリをWi-Fi経由で接続して、 FHDの映像をリアルタイムプレビューに対応しています。単レンズとパノラマのプレビューを切り替え可能です。 EV、ホワイトバランス、焦点距離、モードなどのパラメーターは、すべてアプリから調整できます。すべての撮影場面で確実かつ最良の設定を調整することが可能です。
さらに、超高速のWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)をサポートし、MIMO2×2を提供することで、高解像度のプレビューと便利なアプリ接続を実現します。広範囲で安定した通信ができます
多彩なオーディオ接続にも対応しており、8つの全方向性マイクが内蔵され、360°の全方向性の声を拾うことができます。また、より良い音質で録音するため、外部マイクを接続可能なUSBオーディオ入力接続端子や3.5mm標準ステレオミニプラグ接続端子が付いています。
「Obsidian Pro」は、データ速度が最大10ギガビット/秒の10ギガビットLANポートを搭載しています。つまり、50GBのデーターをダウンロードするには、たった40秒で完了します。
最先端の技術を駆使した「Obsidian Pro」の登場により、映画とテレビのVRテクノロジーに新次元の視点やコンテンツを生み出すでしょう。「Obsidian Pro」は、12Kの超高解像度と多くの強力なパフォーマンスにより、VR、映画、テレビ関連の業界に力を与え続け、VR業界に新たな活力をもたらすことを狙っています。

主な機能について

・12K x 12K 30fpsの3Dパノラマビデオに対応。また、AI画像処理アルゴリズムにより、12K 60fpsの3Dパノラマビデオ制作もサポートします。
・8つのAPS-Cセンサーを装備し、M4 / 3センサーよりも優れたダイナミックレンジとノイズ性能を提供します。
・8つのカスタマイズされた6K F2.8大口径の魚眼レンズを搭載、10 群 14 枚のレンズの構成により、シネマクオリティの優れた描写力を実現します。
・画期的な電子制御を搭載し、「近距離」と「通常」の2つの焦点距離や複数のF値を選択可能です。
・12ビットRAWビデオ記録に対応します。
・8-in-1一体化のSSDをオプションで提供し、8つのレンズによって撮影された映像を高速で保存します。

 

Kandao Technology が発表した、12Kの超高画質を実現したシネマ3D VRカメラ「Obsidian Pro」に注目です!

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