産業IoT向けエッジコンピューティング・プラットフォーム「Stratus ztC Edge 200i/250i」新発売!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員Chisatoです。
本日のtopicsは、日本ストラタステクノロジー株式会社が提供を開始した、産業IoT向けエッジコンピューティング・プラットフォーム「Stratus ztC Edge 200i/250i」をご紹介します。

シンプル・堅牢・自律的なエッジコンピューティングのリーディングプロバイダーである米ストラタステクノロジー の日本法人である、日本ストラタステクノロジー株式会社は、産業用IoT向けプラットフォーム「Stratus ztC™ Edge」シリーズの新製品「Stratus ztC Edge 200i/250i」を、日本市場において2021年10月15日より提供開始しました。

Stratus ztC Edge 200i・250i」本体画像

ゼロタッチ・エッジコンピューティング「Stratus ztC Edge」シリーズについて

日本ストラタステクノロジーは、ミッションクリティカルなシステムにおけるダウンタイムを回避するための高可用性ソリューションとして、様々な業界、規模の企業に多数の製品およびサービスを提供してきました。従来、社会インフラや金融機関などミッションクリティカルな用途で活用されてきた高可用性ソリューションが近年、産業現場や流通現場など、データの発生する現場に近いエッジで使われるケースが急増しています。特にIIoTとして、産業オートメーション分野の制御・運用技術というOT(Operational Technology)が、現場にもIoTセンサーやIoTデバイスが利用拡大され、膨大なデータが生成されている状況となりました。
日本ストラタステクノロジー社は、2018年9月に、このような現場の高信頼性コンピューターへのニーズにいち早く対応したゼロタッチ・エッジプラットフォームとして、「Stratus ztC Edge」シリーズを発表しました。
このシリーズは産業現場におけるエッジコンピューティングに特化した製品として、ネットワークでつながる機器(2ノード)の冗長化構成をとっており、障害発生時も現場業務を止めることなく健全なノードで処理を継続します。故障したノードは、筐体の入れ替えとケーブルの再接続だけの簡単な作業で交換可能です。また、交換ノードの再接続の際には自動的にデータが再同期されるため、業務を止めることなく、専任のIT担当者がいなくても簡単に冗長化構成を復旧し運用することができます。
このように、「Stratus ztC Edge」シリーズは、冗長構成と仮想化基盤を備えたアプライアンスで、簡単操作を実現したゼロタッチ・コンピューティングデバイスとして、シンプルな操作で高いパフォーマンスと高可用性を実現しています。

「Stratus ztC Edge 200i/250i」概要

「Stratus ztC Edge 200i/250i」では、現場で生成される大量のエッジデータをリアルタイムに処理するため、パワフルな最大10コアのIntel Xeonプロセッサと最大2TBのNVMeストレージを採用、60%の処理速度の向上と、より複雑で大規模なアプリケーションの仮想化集約に対応します。さらにこのような機能向上により、現場のIoTセンサーや各種機器を通じて、IIoT(産業のIoT)によって生成された大量データ処理を可能にします。また、高可用性仮想基盤に、数クリックで冗長化を構成できるウィザードを導入することで、現行モデルに比べ構築と運用が容易になり「ゼロタッチ コンピューティング」をさらに強化、現場でのIT技術者不足にも対応しています。
コンパクトさと低コストを追求したエントリーモデル「Stratus ztC Edge 200i」は145万円、一瞬のシステム停止も許容できないエッジ環境向けのFT(無停止)モードにも対応したモデル「Stratus ztC Edge 250i」は215万8千円です。

「Stratus ztC Edge 200i/250i」新機能と機能強化点

「Stratus ztC Edge 200i/250i」の新機能と機能強化点は以下の通りです。

1)最大10コアのIntel Xeon プロセッサと、最大2TBのNVMeストレージの採用により、処理速度が現行機種よりも60%アップとなり、より複雑なアプリケーション、より多くの仮想化集約に対応できます。
2) ストラタス社の独自OS「SRL(Stratus Redundant Linux)」最新バージョン2.3が「Stratus ztC Edge 200i/250i」に標準搭載されています。ユーザーは特別な設定や作り込みをすることなく、既存アプリケーションを冗長化された仮想化環境に簡単に構築し、無停止環境で運用することができるため、現場に専門のIT技術者がいなくても運用可能です。
3)SRL 2.3は、セキュリティーとパフォーマンスのためのパッチやセキュリティー脆弱性に対応した修正を行っています。
4) 新たにユーザーが数クリックで冗長化を構成できる「構成ウィザード」が提供され、より柔軟なノードの構成が可能です。
5)複数の「Stratus ztC Edge」の集中監視と管理を簡素化するクラウドベースの管理ツール「ztC Advisor」が「ztC Advisor 1.1」へバージョンアップして、サービス提供者が複数顧客の「Stratus ztC Edge」をサポートする際の対応を強化しています。
6) 動作温度-20℃~60℃に対応し、過酷な環境でも安定動作します。
7) 保守サービスについては、新プラットフォーム提供開始に合わせて保守体系を変更しました。新プラットフォームでは保守サービスメニューをアラカルト化し、お客様環境に合わせたサービスの選択・導入ができるようになりました。

 

産業用IoT向けプラットフォーム「Stratus ztCEdge」シリーズの新製品「Stratus ztC Edge 200i/250i」に注目です!

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