PTC が、大空間でのAR体験・空間コンピューティングを実現する「Vuforia EngineÔ Area Targets」を発表へ!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員Chisatoです。
本日のtopicsは、ARエンタープライズプラットフォーム “Vuforia ”に新たに加わった製品 「Vuforia EngineÔ Area Targets」をご紹介します。

米 PTC(以下PTC)は、2021年3月29日、拡張現実 (AR)エンタープライズプラットフォーム Vuforia に新たに加わった製品「Vuforia EngineÔ Area Targets」を発表しました。
これは、最大30万平方フィート(約27,900㎡ )の空間領域で没入型AR体験の構築を支援する、市場初の製品です。企業は、Area Targets を使用することで、施設内を投影した ARインターフェースの作成が可能になり、作業者はより正確に設備を理解しながら、施設の環境がどのように利用されているかを把握できます。

製品詳細

「Area Targets」の対象となる施設は、Matterport や Leica の 3D スキャナー、NavVis のインドアモバイルマッピングシステムを利用することで、写真のようにリアルかつ測量機器レベルの精度を有するデジタルツインを生成することが可能です。例えば、工場、ショッピングモール、オフィスなどの空間をデジタルキャンバスとして作成し、高度な空間コンピューティングの用途に利用します。
空間コンピューティングは、設備や人、さらにそれらをとりまく環境が、正しく機能するよう導くデジタルツイン表示をサポートした最先端技術です。空間コンピューティングが産業界に導入されることで、ARを利用した従業員間のシームレスなやり取り、パフォーマンス管理のクローズループ、空間分析による機械学習の向上、設計や製造現場のオペレーションの最適化などを実現します。
「Area Targets」は、持続的な大規模AR体験を実現する、他に類を見ないソリューションです。

「Vuforia Engine Area Targets」の活用イメージ

「Area Targets」は、産業用途の空間コンピューティングをエリアターゲットという形で提供する製品としてはVuforia Spatial Toolboxプラットフォームに続く2つ目の Vuforia 製品となります。Vuforia Chalk、Vuforia Expert Capture、Vuforia Studio ARと組み合わせることで、 Vuforia AR Enterprise Platform は作業者の安全性の向上や効率化、顧客体験の向上、コスト低減を可能にする強力な製品群を提供します。

 

アメリカンフットボールのフィールド6面分にあたる空間領域を対象とするAR体験の構築を支援する「Vuforia Engine Area Targets」に注目です!

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