BIツールを搭載したIoT専用サーバー「OpenBlocks IDMシリーズ」の新モデル「OpenBlocks IDM RX1」発表へ!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員Chisatoです。
本日のtopicsは、ぷらっとホーム株式会社がリリースした、「OpenBlocksIDMシリーズ」の新ラインナップ、「OpenBlocks IDM RX1」をご紹介します。

2021年7月21日、ぷらっとホーム株式会社は、「OpenBlocks® IDMシリーズ」の新ラインナップ、「OpenBlocks IDM RX1」(オープンブロックス・アイディーエム・アールエックス・ワン)を発表しました。

【ラインナップ・価格】
「OpenBlocks IDM RX1」
型番:OBSIDMRX1
価格(税抜): オープン(市場想定価格385,000円)

OpenBlocks IDM RX1 本体写真

製品開発背景

コロナ禍で働き方も変わってきており、IoTの導入を検討する企業が増えつつあります。しかしながら、クラウドを使ったIoTシステムでは、企業の内部情報をインターネット経由で外部サーバーに送ることに躊躇する企業も少なくなく、また、各企業独自要件でのカスタマイズになる為に膨大な費用がかかり、コスト面から簡単に導入はできるものではありませんでした。
オンプレミスで使えるIoT専用サーバーである「OpenBlocks IDM RX1」では、こういった問題を解決する為、従来、SIerなどの専門業者でのカスタマイズが必要であったBIツールをプリインストールに変更し、エンドユーザーが独自にBIツールを使えるようにしただけでなく、価格も導入しやすい価格に設定しました。

製品特長

主な特長は以下の通りです。

BIツール「RealBoard」搭載

プレゼンテーションソフトの感覚でカスタマイズできるBIツール「RealBoard」搭載しました。プログラミングなしに4ステップでIoTデータの可視化が可能で、複数データを一つのグラフでの表示や、3Dリアルタイム表現、カメラのタイムライン画像の表示もできます。

超高速なデータ読込み及び書込み

一般的なデータベースに比べ数倍以上と圧倒的な高速読込み、書き込みが可能な、高性能KeyValue型データ機能を搭載しています。IoT機器から取得した時系列データはデータの値の大きさが揃わないなど特殊性があり、行指向のリレーショナルデータベースでは検索や各種機能の対応が難しい場合がありますが、そういった場合でも、超高速で時系列間隔の異なるデータ同士を比較、統合したり、データのCSV出力が可能です。

背景画像にデータポイントを置くだけでIoTシステムダッシュボードが完成
数値中心の表示やカメラのタイムラインを 表示することも可能
1台で複数のダッシュボードや チャートが作成・表示可能。

堅牢でコンパクトなハードウェア

HDDやファンといった可動パーツがないファンレス設計で、耐熱、防塵で堅牢です。
既存ネットワークへの追加購入でも、1Uハーフサイズのコンパクトサイズで置き場所に困りません。

製品仕様

「データ収集機能」と「ハードウェア仕様」は以下の通りです。

データ収集機能

【データ蓄積機能】・・・データ収集機能で取り込んだデータをOpenBlocks IDM RX1内部に蓄積します。
■時系列データ基盤・・・収集データを保存する IEEE 1888 に準拠した時系列データベースです。
■バックアップ機能・・・データベースを指定の場所にバックアップします。
■データ出力機能・・・収集したデータを出力し、他の生産管理システムや業務システムで利活用できます。対応出力データ形式:CSV形式

【可視化機能】・・・ブラウザから操作・閲覧できる専用のUIでグラフやタグの位置情報の可視化ができます。
■ダッシュボード・・・チャートの設定・マップの設定・ポイントデータの編集や、データの閲覧を行う機能です。
主な機能:ダッシュボード新規作成 / ダッシュボード編集 / ダッシュボード名の設定 / 期間の設定 / タイルの配置 / リソースの割り当て
■チャートの設定・・・時系列データを線グラフや棒グラフ、ステップグラフ、文字ラベルなどで可視化します。また時間ごとに集計(平均・合計など)した結果をプロットすることもできます。
主な機能:チャートリストの新規作成 / チャートの新規作成 / チャートの縦軸とグラフ設定 / チャートの期間設定 / チャートの名前設定
■タグマップの設定・・・タグ(ビーコンなど)の位置情報を可視化する機能です。
主な機能:タグマップの新規作成 / タグマップ編集 / タグマップ名の設定 / 期間の設定 / 背景画像の設定 / エリアの新規作成 / エリアの一覧 / エリアの編集 / タグの一覧 / タグの新規作成 / タグ設定ファイルのインポート / タグマップの表示
■ポイントデータの表示と編集・・・ポイントとはセンサーデータやログデータなど時系列順に発生するデータを定義します。ポイントのデータは時系列データベースに保存され任意の期間に対して検索をかけて読み込んだり、指定したタイムスタンプで新しいデータを書き込んだりできます。
主な機能:ポイントの一覧 / ポイントデータの検索 / ポイントデータの書込 / ポイントデータの削除

【システム管理機能】・・・チーム・ユーザーの作成や権限の管理、ポイントの管理を行います。
主な機能:チーム新規作成 / ユーザー新規作成 / チームメンバー追加 / ポイント新規作成 / データサーバ登録 /ポイントリストExcelファイル編集 / ポイントリスト CSVファイルインポート / チームポイント追加

【プログラミング機能】・・・視覚的にプログラミングできるNode-RED搭載。収集したデータの加工やクラウドサービスとのデータ連携ができます。

ハードウェア仕様

・外部インターフェイス
-Ethernet※10:10/100/1000 Base-T x 4
-USB(Console):MicroUSB type-B x 1
・筐体サイズ
-194(W) x 177(D) x 42(H)mm (ゴム足含まず)
・重量
-約1,160g
・動作温度 / 湿度※11
–  -20℃~+50℃ / 20%~80%RH
・保存温度 / 湿度※11
–  -30℃~+70℃ / 20%~95%RH
・消費電力
-アイドル時:12.5W (19.6VA)
-高負荷時※12:18.1W (26.5VA)
・電源
-形状:内蔵AC電源 (内蔵AC電源用電源ケーブル AC100V用1本標準添付)
-入力:AC100-240V±10% 50/60Hz ±3Hz
・電気安全規格
-IEC62368-1
・EMC規格
-VCCI Class-A 適合
・環境保護
-RoHS指令 PFOS規制 省エネルギー法

 
オンプレミスでのIoTシステム構築をリーズナブルな形で提供する、BIツールを搭載したIoT専用サーバー「OpenBlocks IDMシリーズ」の新モデル「OpenBlocks IDM RX1」に注目です!

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