フジクラ社の「市民参加型スマートシティIoT実証実験」にIoTCanvas採用へ!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員のChisatoです。
本日は、株式会社フジクラが取り組む「市民参加型スマートシティIoT実証実験」に関するtopicsです。

株式会社フジクラが、2020年1月より長野県大町市と共同で取り組む、「市民が参加して町づくりを行うスマートシティ」を目指した実証実験に、IoTBASE株式会社の「IoTCanvas」ならびにIoTプラットフォーム「IoTBASE Cloud」が採用されました。

実証実験概要と採用背景

フジクラと長野県大町市は、IoT技術を活用して市民サービス向上を図るため、実証事業の実施とそれを通じて適用技術の検証を行うことを目的とする協定を2018年10月10日に締結しました。両者は、GPSを使用した高齢者や子供の見守り、公共車両の位置情報の提供、子ども安心・安全マップなど、両者が必要と考えるサービスを同じ地図システムをベースとして展開することで、複数の業務やサービスに使用できる「地図システムプラットフォーム」を構築することを目指しています。
これまでの実証を通じて導入効果を確認することはできましたが、システム導入に掛かるコストが課題として浮上していました。そのため、地図システムプラットフォームは、汎用性、拡張性を持たせながら低コスト化を実現する必要があり、IoTBASE社の「IoTCanvas」ならびにIoTプラットフォーム「IoTBASE Cloud」を採用しました。
両社は今後、業務の効率化、導入/運用コストの削減、市民サービスの向上、安心・安全な町づくり、観光促進を目指し、2021年度より段階的な社会実装を目指しています。

IoTCanvasとは

IoTCanvasは、様々なIoTセンサーから取得した情報をパネル・マップ・グラフ画面で分かりやすく見える化し、モニタリングできるクラウド型のIoTデータ可視化アプリケーションです。
開発不要で接続済のデバイスを選ぶだけでスモールスタートできるため、ユースケースや予算規模に合わせたIoT導入が可能です。

IoTCanvasの特徴

・複数センサーを1つの画面に表示
・主要IoT回線をマルチサポート
・直感的に使える画面デザイン

スマートシティサービスにおける導入例

・行政向けサービス : 公共車両/設備管理、防災情報収集
・企業向けサービス : 工場の設備監視、農場の環境モニタリング、従業員ヘルスケア
・住民向けサービス : 地域バスの位置情報、子供/高齢者の見守り

IoTBASE Cloudとは

IoTBASE Cloudは、IoT技術に詳しくなくても、クラウド上で接続済みのデバイスやアプリケーションを選択し、組み合わせるだけで簡単にIoTシステムを導入することができるサービスです。IoTシステムに不可欠な、IoTデバイス、バックエンド機能、アプリケーションを統合的に提供することで、IoT導入時に直面する複雑な導入プロセスを変革し、あらゆる企業やスマートシティ化を目指す自治体が簡単にIoTを導入できる仕組みを提供しています。

IoTBASE Cloudの標準アプリケーション

IoTCanvas

多様なIoTデータを分かりやすく見える化し、モニタリングできるクラウド型のIoTデータ可視化アプリケーション
https://iotbase.co.jp/service/iot-canvas/

ヴィークルマップ

営業車や配送車両などの車両情報をリアルタイムに可視化し一括管理できるクラウド型の車両管理アプリケーション
https://iotbase.co.jp/service/vehicle-map /

長野県大町市とフジクラ社が取り組む、地図システムプラットフォームの構築を支援するIoT技術に注目です!

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