H2LのBodySharing技術とロボットアームを連携させた“BodySharing Robotics”とは!?

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員のchisatoです。
本日のtopicsは、筋変位センサ搭載コントローラによるロボットアームの連携“BodySharing Robotics”をご紹介します。

H2L 株式会社は、アームバンド型デバイスFirstVR(ファーストブイアール)やUnlimitedHand(アンリミテッドハンド)といった筋変位センサ搭載コントローラによるロボットアームの連携“BodyShating Robotics”を発表しました。
また、法人向け“BodySharing Robotics” 開発SDKを提供開始しました。

BodySharingとは?!

“BodySharing(体験共有)”とは、キャラクターの身体、ロボットの身体や、人の身体と、ユーザの様々な感覚を相互共有することです。
ここでいう感覚とは、視覚や聴覚だけでなく、身体の位置覚、重量覚や抵抗覚など様々な感覚です。
近年、“BodySharing”に統括される多種多様なテクノロジーが研究されており、リモートワークシステムやテレイグジスタンスなどもBodySharingの事例です。
“BodySharing”の特徴は、一方向だけの操作ではなく双方向の情報共有にあります。
例えば、人とロボットが双方で物品運搬の協調作業をしたり、遠隔地の人と人とが貴重な体験を身体的にも共有したりします。
さらに、これまでにできなかった身体感覚を1人あるいは2人以上で共有することも研究されています。
H2L株式会社は“BodySharing”の研究開発成果を応用し、手や腕の位置覚や重量覚を光学式筋変位センサーによって推定する“FirstVR”や、
センシングに加えて電気刺激によって固有感覚を提示する“UnlimitedHand”などのハードウェアを提案し、同時にそれに付随する多数のソフトウェアを展開しています。

FirstVRとは?!

FirstVRは、初心者のためのVR/AR製品として5年前より極秘に研究開発された世界初のアクティブセンシング技術を搭載しています。腕にFirstVRのコントローラを巻くと、14チャンネルの光学式筋変位センサ群が前腕 周囲の筋肉の動き(筋変位)を検出します。
この筋肉の動きをAIシステムに短期学習させることにより、セットアップ時間を大幅に短縮しながらユーザの手の動きを検出し、VR/AR初心者でも気軽に使用できるようになりました。
FirstVRには、「VRゴーグル」と「新開発のコントローラ」と付属品が内包されているため、手持ちのスマートフォン(iOS, Android対応)以外の周辺機器を購入しなくても、低価格ですぐに最新技術のVR/AR体験をできるようになりました。

人型ロボットハンド+アームについて

SANYO DIGITAL CAMERA

人間と同じ外観と大きさの中に、ハンド部で14〜16自由度、アーム部で7自由度を実装しています。
さらに、人間と同等の機敏な運動を実現しており、運動制御の研究用ロボットや、コミュニケーション用ロボットとして最適な製品です。

H2Lは、今後も、手の動作を検出する技術と、多電極の電気刺激を腕に与えて触感を伝える技術の2つの技術の研究開発を目指しています。
H2Lが手掛けた、ロボットアーム連携“BodyShating Robotics”に注目です!

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