街づくりのDXを推進する、デジタルツインをクラウド配信へ!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員Chisatoです。
本日は、クラウドゲーム配信技術「Gクラスタ」に関するtopicsです。

クラウドゲーム配信技術「Gクラスタ」の開発およびプラットフォーム展開をするブロードメディア株式会社は、VR/ARコンテンツ、 BIM、 建築CGパース制作の株式会社積⽊製作と協業し、街づくり企業の山万株式会社が手掛ける、千葉県佐倉市にある「ユーカリが丘」の街全域のフルCGをブラウザーでクラウド配信するサービスの提供を、2021年12月より開始しました。

クラウドゲーム配信技術「Gクラスタ」とは

Gクラスタは、サーバサイドですべての処理を行うクラウド配信技術です。 インターネット接続を介して、「操作」と「映像の配信」の双方向のやり取りが可能なコンテンツを配信するストリーミングサービスを構築します。 マルチデバイスに対応、端末のストレージ空き容量を気にせずに、手軽に双方向のやり取りを実現します。

「デジタルツイン(Digital Twin)」とは

現実空間上に存在するモノや空間の状態など様々な要素を、コンピューターやネットワーク上の仮想空間などのデジタル空間上に、「双子(Twin)」のように複製、再現したものです。

街づくりのDXを推進する「クラウド配信サービス」開始

積木製作は2014年にVRを使って「ユーカリが丘」の街全域をフルCG化することにより、デジタルツインを実現するコンテンツを製作しました。当時はコンテンツの利用に専用のアプリを起動できるハイスペックPCが必要だったため、使用できる場所が限られており、また、グラフィックスや表現もPCの性能に依存するものでした。一方で、Webブラウザーで3DCGを描画するWebGLでVRコンテンツを動かすにも、そのデータ量の多さと負荷がネックとなり、実現が困難でした。
しかし近年、製造業や建設業などの非エンターテインメント領域においてDXへの取り組みが進み、ノンゲーム分野でゲームエンジンやCG・メタバースといったテクノロジーの活用が注目され始めています。 そこで、積木製作の高いグラフィックスCG製作技術と、マルチデバイスに高品質なクラウド配信を可能にするブロードメディアのクラウドゲーム配信技術「Gクラスタ」を組み合わせることで、お客様へのプレゼンテーションをいっそう臨場感のあるものにし、より手軽で高品質なソリューションの提供が可能になりました。

今回、積木製作とブロードメディアは、「ユーカリが丘」の街全域をフルCGで再現したコンテンツをWebブラウザーに配信できるクラウド配信サービスとして山万に提供しました。インターネットの接続さえあれば、専用のアプリケーションのインストール無しに、高品質なグラフィックスの閲覧が端末の種類・性能、さらには場所を問わずに行うことができるため、営業時や接客時の販売ツールとして街全体や施設の位置情報を俯瞰で説明する際にご利用できます。また、屋内屋外を問わず、さまざまな場所でエンドユーザーに気軽に体験していただくことを想定しています。

 
Webブラウザーで手軽に街の機能を体験可能に、スマートシティ構想を活性化する、デジタルツインのクラウド配信サービスに注目です!

シェアする

フォローする