こんにちは！IoT研究所の見習い研究員のChisatoです。
本日のtopicsは、株式会社ファイバーゲートが展開するホームIoT事業「FG Home IoT」をご紹介します。
株式会社ファイバーゲートは、今後、ホームIoT事業「FG Home IoT」を展開していくこととし、その第一弾としてスマートロックデバイス「FG Lock」および居室内センサーボックス「FG Smart Sensor」を開発しました。
集合住宅をはじめ一戸建てやオフィス等に容易に導入できるスマートロックシステムとして、2020年春より提供を開始する予定です。
「FG Home IoT」参入の背景
「FG Home IoT」とは、室内をスマートホーム化することを目的としたIoTソリューションの総称です。
ライフスタイルの変化や防犯意識の高まりなどから、スマートロックを始めとするホームIoTのニーズが高まっています。
ファイバーゲートが独自に実施した調査（Wi-Fiサービスを導入中の約160棟 4,000室の入居者を対象としたアンケート）によると、「外出後にご自宅の鍵を閉めたか不安になることがありますか？」という問いに対して「頻繁にある・時々ある」と回答した人が全体の87％、「施錠状態の確認や鍵の開閉をスマートフォンのアプリで遠隔操作できたら便利だと思いますか？」という問いに対して「はい」と回答した人が全体の80％であったことからも、そのニーズの高さがうかがえます。
今後、IoT関連のシステムや機器を順次展開していく予定です。
ホームIoT事業の特徴
(1) サービス提供のワンストップ化
ファイバーゲートはこれまで、インターネットやWi-Fi環境の整備、監視カメラなど周辺機器の設置、Webコンテンツの制作に至るまで、幅広くご要望に応えてきましたが、今後はさらにホームIoT機器をラインナップに加え、幅広いご要望にもワンストップかつスピーディに対応していきます。
(2) お問合せ窓口の一本化
一般的なホームIoTサービスでは、Wi-Fi、スマートロック、リモコンアプリなどの提供事業者がそれぞれ異なり、サポート窓口も別々であることから、その都度、お問合せ先を選択する必要があります。
一方、ファイバーゲートは必要な機器やシステムを1社で提供するため、導入前・導入後のご相談に関わらず、すべての問合せが１つの窓口で受けられます。
(3) 一気通貫型の事業展開
ファイバーゲートは、機器の設計・開発・製造、設置や保守、お客様サポートに至るまでをトータルに手がけています。このため、ご利用者様や管理会社様のご意見やご要望を、すぐに製品やサービスの改善に反映させることができます。
「FG Home IoT」製品
１）センサーボックス「FG Smart Sensor」
「FG Smart Sensor」は、FG Home IoTの中核をなす機器となります。
この機器には、温湿度、照度、騒音、CO2、人感などのセンサー、さらにはWi-Fi、Bluetooth、赤外線といった通信機能が搭載されており、ご利用者様は専用のスマートフォンアプリによって、外出先から室内の温度や湿度や明るさを確認したり、電化製品の制御を指示することができます。
２） スマートロック「FGLock」
FG Smart Sensorを介して、ドアの施錠や解錠を行うことのできるスマートロック機器です。
ご利用者様は専用のスマートフォンアプリによって、施錠や解錠を指示することができます。
「FG Home IoT」メリット
(1) 管理会社様のメリット
① 簡単設置
FGLockは、取付金具を用いて簡単に設置できるため、穴あけ等の作業は不要です。
両面テープで直接貼り付けるだけのスマートロック機器に比べて、落下しづらい設計となっています。また、様々な形状のドアや錠に対応しています。
② 管理者機能の充実
集合住宅等の管理者は、対象物件の全ての居室の鍵の開閉や合鍵の作成等が可能です。
③ ブレーカーが落ちている居室の内見案内が可能
FG Smart SensorはPoE給電方式に対応しているため、居室のブレーカーが落ちていても作動します。このため、空室時の内見案内がスムーズに行えます。
(2) 入居者様のメリット
① 鍵を用いずに施錠・解錠が可能
スマートフォンアプリを用いて、ドアの施錠や解錠が可能です。また、外出中でもドアの施錠状態を確認できます。
② 電化製品の遠隔操作が可能
スマートフォンアプリを用いて、外出先から赤外線リモコンで操作可能な電化製品（エアコン・照明器具等）を操作できます。
③ 外出先から室内の状況把握が可能
スマートフォンアプリを用いて、外出先から部屋の温・湿度、照度、騒音などを確認できます。
