こんにちは!IoT研究所の見習い研究員のChisatoです。
本日のtopicsは、製造工場のオペレーター向け教育VR「FAO VR」(ファオ・ブイアール)をご紹介します。
株式会社ジョリーグッドは、国内・国外のファクトリーオートメーションを多々手がける株式会社オフィスエフエイ・コムと共同で、製造工場のオペレーター向け教育VR「FAO VR」を開発しました。
「FAO VR」では、製造工場内でのロボットトラブルや重篤事故などを、現場作業員目線で体験学習することができます。実写VRによるリアルな体験学習は、実際の工場の作業を止めることなく、現場研修と同様の効果が期待できます。また、現場では体験することが難しい重篤事故などもリアルに体験することが可能です。
「FAO VR」には、月額サブスクリプションサービスと工場ごとのオーダーメイド制作プランがあり、国内外の製造工場はもちろん、海外の工場や外国人労働者向けにも多言語対応して提供していきます。
また、12月18日(水)から東京ビッグサイトで開催される「2019国際ロボット展」にて、体験展示を行いました。
「FAO VR」に期待されること
ロボットオペレーター育成の課題にむけて
厚生労働省が発表した平成30年の業種、事故の型別死傷災害発生状況では、製造業は「はさまれ・巻き込まれ」による事故が、平成30年は7,044名、平成29年は7,159名と全産業中で圧倒的に多いと報告されました。
人手不足に伴い自動化装置やロボット設備で起こる人身事故は製造業全体で増加傾向にあり、ファクトリーオートメーション化が進む製造業界では、ロボットオペレーターの育成が目下の課題となっています。
「FAO VR」は、何度でも繰り返し見られ、人によって異なる教え方や作業の曖昧さも無くし教育の標準化が可能です。初めてロボット設備を操作するオペレーターもVRで楽しみながら学習できます。
作業者目線の正確なイメージの醸成
「FAO VR」は、実写VRによるリアルなロボット操作の現場で、安全教育やロボットトラブル遭遇時のチェックポイントの体験学習をすることができます。作業する際、手順やチェック項目が極めて重要な工場ロボットの操作を、工場内の作業を止めることなく、いつでもどこでも何度でも作業員目線でトレーニングすることができます。
担当者変更時の作業引き継ぎ対策
工場運営によくある管理監督者や担当者変更の際にある業務の引き継ぎも、「FAO VR」を体験するだけでポイントを正確に引き継ぐことができます。
多言語切り替え機能
「FAO VR」は今後、多言語切り替え機能を搭載し、国内で働く外国人労働者はもちろん、海外に工場を持つ企業の教育ツールとしても提供していきます。
FAO VRサービス概要
<提供プラン>
・FAO VRベーシック:月額15万円〜(税抜き)
・FAO VRオーダーメイド:ワンオーダーあたり300万円〜(税抜き)
https://fao-vr.com/
コンテンツ
1、重篤事故
2、運転前点検
3、ロボットトラブル
教育を標準化し、ロボット設備を身近なものにする、製造工場のオペレーター向け教育VR「FAO VR」に注目です!