VRソフト「バーチャルデザインレビュー」のワイヤレスオプション販売開始!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員のChisatoです。
本日は、サイバネットシステム株式会社販売・サポートするVRソフトウェア「バーチャルデザインレビュー」に関するtopicsです。

サイバネットシステム株式会社が販売・サポートするVRソフトウェア「バーチャルデザインレビュー」のワイヤレスオプションをHTC Corporation(以下HTC社)、ならびにAdvanced Micro Devices, Inc.(以下AMD社)と共同で開発し、販売開始しました。

「バーチャルデザインレビュー」とは?!

3D CADの形状をデータ変換等の手間をかけず直接VR空間に投影させ、遠隔地のメンバーを含む複数人が同一のVR空間の中でコミュニケーションを取りながらレビューすることができるVRシステムです。
手戻りや設計変更等の情報を有効に共有することで、コストと時間の圧縮を実現します。

設計・製造現場におけるVR活用の課題

近年、VRの業務活用が急速に広がり、AR/VRの市場規模の推移は、2019年の168億ドル(約1.8兆円)に対して2023年は1,600億ドル(約17.3兆円)と年平均成長率(CAGR)は78.3%とされており、企業での利用が成長を牽引すると予測されています。
特に、輸送機器や産業機器、プラントなどを扱う業界では、フロントローディングを大きく加速させる手段としてVRの活用が広く定着しつつあります。
一方、VR活用が広がるにつれ、空間やケーブル類にとらわれないワイヤレス化のニーズが高まっていましたが、従来のワイヤレスタイプのヘッドマウントディスプレイでは、3D CADデータは簡略化しなければ扱えず、利用できないことが課題でした。

ワイヤレスオプション 詳細

今回 HTC 社及び AMD 社と共同開発したバーチャルデザインレビューワイヤレスオプションは、AMD Radeon™ Proグラフィックス・カードを搭載したワークステーションで表示した3D CAD のVR 画像を、HTC 社のワイヤレスヘッドマウントディスプレイ VIVE Focus Plusに無線で表示させるものです。内蔵のセンサーを利用するため、ベースステーションの設置も不要です。
3D CAD データでも加工することなく、ワイヤレスでリアルタイムにVR 空間に表示させる技術は、AMD 社の VR ストリーミングソリューションAMD Radeon™ ReLive for VRをバーチャルデザインレビューで最適なパフォーマンスが発揮できるようにカスタマイズさせることで実現しました。
CAD に加えて、 CAE によるシミュレーション結果の表示も可能です。ワイヤレスでも遅延を感じることなく利用できます。
このワイヤレスオプションで、時間や場所を選ばない手軽な VR 検証を行えるようになり、設計・製造現場での更なる VR 活用と関係者間のコミュニケーションの促進と深化、ひいては手戻りの軽減、コストの削減、開発期間の短縮に貢献します。


VIVE Focus Plus

ワイヤレス化により、時間や場所を選ばずに高精度なVR検証が可能になった、VRソフト「バーチャルデザインレビュー」のワイヤレスオプションに注目です!

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