ARコンテンツ作成・編集ソフト「Misterine Studio」製品が、日本国内で販売開始へ!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員Chisatoです。
本日は、ARコンテンツ作成・編集ソフト「Misterine Studio」に関するtopicsです。

AVR Japan株式会社は、航空宇宙・自動車・ロボット・エレクトロニクス・機械・エネルギー・家具・消費財といった産業および教育機関向けにARソリューションを開発・提供するソフトウェア会社 Misterine s.r.o.(ミステリン社)が開発・ライセンス販売を行う Misterine Studio 製品の日本国内における主要な販売パートナーとしてリセラー契約を締結し、同製品群の年間ライセンスを販売開始しました。
また、AVR Japanは Misterine Studio で作成したARコンテンツを再生するための無料アプリ Misterine App の利用促進を目的として、AVR Japan社の XRアカデミーオンラインにおいて、Misterine Studio と3DソフトによるARコンテンツ作成講座等を近日公開する予定です。

【Misterine Studio & App(AR作成ソフト・AR再生アプリ)紹介動画(字幕)】

Misterine Studio と Misterine App の技術仕様

ミステリン社が提供するARプラットフォームは、Misterine Studio(ARオーサリングツール)・Misterine Server(データベース)・Misterine App(AR再生アプリ)の3要素で構成されています。

Misterine Studio

Misterine Studio は Windows 用デスクトップアプリです。
下記2つの機能で構成され、AR マニュアル/コンテンツを簡単に作成するための環境を提供しています。

1) ワークフローの作成

視覚的なツールを使用し、ステップバイステップの手順やコンテンツを定義します。全てのステップにおいて、マルチメディア、ハイパーリンク、外部リソース、オーディオ・ビデオシーケンスを参考資料として追加することができます。

2) 3Dアニメーションの追加

3D シーンでは、表示する AR コンテンツ及び空間情報を定義します。3D モデル全体または一部にアニメーションを追加し、実環境の正確な位置に AR で表示することができます。アニメーションはプリセット・ウィザードから生成可能です。プログラミングの技術は必要ありません。

Misterine Studio で作成された AR マニュアル/コンテンツのデータは、パッケージ化され Misterine Server へ送られます。知的財産の流出を防ぐため、データをサーバーへ送信する過程において、3D モデルのメタデータやプライベートデータ等の不必要な情報は全て削除されます。

推奨されるハードウェアとソフトウェア
– OS: Windows 10 / Windows 11
– メモリ: 16 GB RAM
– CPU: Intel Core i5以降

Misterine Server

Misterine Server は、Linux サーバーと Windows サーバーの両方で実行可能な .NETCore アプリケーションです。

Misterine Server の機能

– ARマニュアル/コンテンツの管理
– ユーザーまたはグループの管理
– 接続するデバイスの管理

社内サーバー利用時の推奨ハードウェア及びソフトウェア
– サーバー: Windows または Linux
– メモリ: 16 GB RAM
– CPU: Intel Core i7以降

Misterine App

Misterine App は iOS と Android の双方で利用可能な無料のモバイルアプリです。 Misterine Studio で作成した AR マニュアル/コンテンツが、一連のマルチメディアと 3D アニメーションで表示されます。

Misterine App の機能

– AR マニュアル/コンテンツをキーワードで検索
– AR マニュアル/コンテンツを QR コード・バーコードで検索
– AR マニュアル/コンテンツを事前にダウンロードしオフラインで利用
– 実際のオブジェクトに AR コンテンツを重ねて表示
– 空間に AR コンテンツを表示
– 関連情報や参考資料にアクセス(PDF・ウェブ・画像・ビデオ等)
– ユーザーの行動を記録(ステップ・選択項目・タイミング等)
– メールまたは Misterine Server に作業レポートを送信

ハードウェアとソフトウェアの利用条件
– タブレットまたはスマートフォン
– AR 拡張機能が利用可能な Android デバイス
– 第 5 世代以降の iOS デバイス
– デバイスカメラが利用可能であること

AR活用事例

ARは、スマートファクトリー・デジタルツイン・インダストリー 4.0、IoT を基に収集されたデータや情報を可視化するという点で、工場のデジタル化と運用において重要な役割を果たします。また、新入社員向けトレーニング教材、消費者向けユーザーマニュアル、大学・高等学校・中学校・小学校向け教材のデジタル化にも大変効果的なツールです。

  • 組立マニュアル
    複雑な組立工程を3Dアニメーションによる段階的インストラクションで視覚的にサポートします。

 

  • 保守点検マニュアル

インタラクティブな指示によるメンテナンス時間の短縮とトラブルシューティングデータの収集をします。

  • ユーザーマニュアル

ユーザーフレンドリーな3Dマニュアルの導入により、カスタマーサービスを差別化します。

  • トレーニング

視覚的・直感的な方法でトレーニングを実施することにより、トレーナーの作業負担を軽減します。

  • 展示会イベント

製品ポートフォリオをタブレットやスマートグラスで展示し、実機の輸送費用を削減します。

  • 販売促進ツール

顧客の製造現場またはオフィス訪問時に実物大・拡大縮小サイズの自社製品を3Dで紹介できます。

  • 製品カタログ

各種製品の3Dモデル紹介、工場レイアウトの事前確認、実機設置時のスペース確認に活用します。

  • 学校向け教材

紙ベースの教科書をデジタル化し、学生が楽しく学べ視覚的に理解しやすい教材を作成します。

対象製品の作業要領書と3Dモデルがあれば、ARコンテンツ[3Dマニュアル]をプログラミングの知識がなくても簡単に作成・編集できる、ARコンテンツ作成・編集ソフト「Misterine Studio」に注目です!

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