こんにちは!IoT研究所の見習い研究員Chisatoです。
本日は、カラーシースルー対応の高性能VR/XRハードウェアVarjoの「Software Partner Program」に関するtopicsです。
「XR技術を活用し空間に情報を提示し、ホログラムに誰でも触れられるようにする」をミッションとした、VR・ARを含むXRコンテンツ、ハード、ソリューションを開発する株式会社Spacialは、フィンランドのカラーシースルー対応の高性能VR/ARヘッドセットを開発するVarjo Technologies Oy(以下 Varjo)の「Software Partner Program」に参画しました。
合わせて目の前に人が現れたようなMR体験を提供する『MR-LIVE』技術で特許を取得しました。
「Varjo」について
Varjo Technologies Oyは、2016年に設立されたフィンランドに本社を置くVR/ARハードウェア企業です。
肉眼レベルの高解像度HMDを開発しており、バーチャルリアリティ体験において世界最高峰の品質を実現するチームです。
「MR-LIVE」技術について
3Dカメラで撮影された映像をシースルー機能を持つヘッドセット側でリアルタイムで補正し再生することによりHMDを被った体験者の前に、まるで本物の人や物体が現れたような体験を提供する技術です。
ボリュメトリックキャプチャーや3Dスキャンしたアバターとは違い、実写そのままのクオリティで表現することが可能です。3Dデータではなく動画データなので配信にも対応しています。
また、「MR-LIVE」は、VR180仕様で撮影された映像を、カメラシースルーで見たときに、より自然に補正する技術です。
複眼カメラで撮影した人物をカメラシースルーに合成して表示するだけでは、撮影視点の回転軸と視聴視点の回転軸が変化するため、撮影対象物が不自然にスライドしてしまいます。
また、映像が遮蔽物の手前にあるように見えてしまう問題もあります。
MR-LIVEはこれらの問題を解決します。また、より簡単に撮影対象物を抽出するための撮影手法も紹介しています。
「Varjo XR-3」について
「Varjo XR-3」は超高解像度と視野角を誇る複合現実ヘッドセットです。
遅延もほぼなくカラーで高解像度の「ビデオパススルー技術」が特徴でまるでそこにCGが存在しているかのような合成を可能としています。
まるで目の前に憧れの人が来たような体験を提供するMRソリューションを展開する、高性能VR/ARヘッドセットを開発するVarjo Technologies Oyの「Software Partner Program」に注目です!