1枚で複数の通信キャリアを使える、IoT向けマルチキャリア対応SIMサービスをご紹介!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員Chisatoです。
本日のtopicsは、1枚で複数の通信キャリアを使える、IoT向けマルチキャリア対応SIMサービスをご紹介します。

株式会社NTTPCコミュニケーションズは、1枚のSIMで国内2キャリア、海外約160の国と地域で使える国際ローミングSIMサービス「Master’sONEモバイルマルチキャリアタイプ」と「InfoSphereモバイルマルチキャリアタイプ」を2022年1月下旬から提供開始します。
これによりIoT利用におけるモバイル通信の接続性・安定性が向上し、セキュアな通信環境も実現可能です。

サービスイメージ図

「マルチキャリアタイプ」サービス提供背景

デジタルトランスフォーメーションの進展によりIoT活用の重要性は更に増しており、モバイル通信における高い信頼性へのニーズが高まっています。IoTではセンサーなどのデバイスが山間部・地下街など様々な場所に設置されるため、電波状況が悪い場所でも利用できることが求められます。
また、グローバル展開をしている企業には、海外現地キャリアとの契約手続きの手間を省略し、早期に開通したいというニーズがあります。
こうした課題を解決するために、「マルチキャリアタイプ」の提供を開始します。

「マルチキャリアタイプ」の特長

主な特長は以下の通りです。

(1) 強い電波を自動で選択

・SIMが自動で設置場所における電波の強い通信キャリアを選択します。
キャリアを冗長しており、安定的な通信が可能です。
・現地調査の手間を省けて、短納期でこれまで設置していた有線回線の代替が可能です。

(2) VPN接続のための追加料金が不要

・VPN接続するためのゲートウェイ接続料金等の追加料金が不要なため、VPNを使ったモバイル通信を安価に利用可能です。

(3) 海外で現地キャリアとの面倒な手続きも不要

・海外約160の国と地域で利用できるため、海外で利用する場合でも現地キャリアとの契約手続きが不要ですぐにモバイル通信が可能です。各国からの請求もなく、支払処理の一元管理が可能です。
・国内でキッティングしたものをそのまま海外でも利用可能です。

(4)SIMの発注や管理ができるカスタマーコンソールを無料提供

・SIMの発注・解約、SIMの通信量確認などをWeb上で一括して管理できるカスタマーコンソールを無料で提供します。
・カスタマーコンソールは、現在提供中のNTTPCのSIMと統合利用可能です。

利用シーン

IoT利用におけるモバイル通信で高い接続性・安定性とセキュアな通信環境が必要な場面に適しています。
<設備監視、予防保全> ビルメンテナンス、制御装置、プラント、工場等
<センシング> 太陽光発電、エネルギー管理、残量検知、温湿度管理等
<デバイスへの組み込み> M2Mルーター、IoTゲートウェイへの組み込み等
<防災> 河川の水量監視、ダム水位、地滑り検知、住民の安否確認等
<警備> 緊急通報装置、防犯監視等

サービス提供料金とキャンペーンについて

■初期料金
・事務手数料:1,980円(税込2,178円)
・SIM発行手数料:394円(税込433円)/ 枚
※発行数量に関わらず、申込1回毎に配送料金800円(税込880円)が必要です

■月額料金
・SIM基本料金:180円(税込198円)/枚
・従量料金:5円~/MB(税込5.5円~/MB)

■キャンペーン
マルチキャリアタイプのSIMが対象として、提供開始から6カ月間にご利用を開始された場合に、事務手数料1,980円(税込2,178円)が無料となるキャンペーンも実施します。
なお、あらかじめ検証を必要とするお客さまには無料で貸し出しを行うことも可能です。検証SIMの貸し出しはインターネットモバイルのInfoSphereモバイルマルチキャリアタイプのみとなります。なお、大容量通信を利用しない機器検証を目的とし、原則貸出SIM1枚、貸出期間1カ月となります。

 
1枚で複数の通信キャリアを使える、IoT向けマルチキャリア対応SIMサービス「マルチキャリアタイプ」に注目です!

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