IoT x マーケティングの新潮流!今ある製品をIoT化する「消費動向把握IoT導入パッケージ」とは?!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員のChisatoです。
本日のtopicsは、アイレット、京セラ、ソラコムの3社によるIoT導入支援パッケージサービスをご紹介します。

アイレット株式会社、京セラ株式会社、株式会社ソラコムは、3社それぞれの強みを活かし、製品をIoT化することで消耗品の利用状況の把握・次の購入・補充を促す時期通知を実現するための「消費動向把握IoT導入パッケージ」を提供開始しました。

アイレットホームページ
京セラホームページ
ソラコムホームページ

パッケージの提供背景

昨今、水やコーヒーなどの飲料や、消毒剤、洗浄剤などの衛生製品、飼料、肥料などの生産財、リース品、レンタル品を提供する企業では、利用状況に応じて、消耗品のカートリッジやパックの充填または交換を行う場合があります。
企業にとって、ユーザーへのオンデマンド発注対応や配送の最適化、さらにはオンラインとオフラインをシームレスにつなぐ新たなユーザー体験の提供への関心が高まってきています。
そこで、京セラは、製品の利用状況データ取得の仕組みをセンサー等を用いて実現するハードウェアの設計・製造を担当し、ソラコムは、ハードウェアとクラウドをつなぎ、データを送信する通信プラットフォームを提供、アイレットは、取得したデータを管理するクラウドと、グラフを用いた可視化やアラート通知などのアプリケーションの開発・運用を担当し、それぞれの企業の持つノウハウが活かされ、一気通貫でIoT活用をサポートする3社によるパッケージの提供が実現しました。

「消費動向把握IoT導入パッケージ」詳細

生産財、リース品、レンタル品など、製品を提供されている企業は、本パッケージを利用することで、ユーザーの利用頻度や、消費動向の把握ができるようになります。これらのデータをマーケティングや顧客提案、よりよい製品開発・改善に活かすことはもちろん、残量を把握し次回注文時期の決定、配送の最適化にも役立てることができます。さらに、利用状況にあわせた月額課金(サブスクリプション)や、自動発注システムなどの新たなビジネスモデル構築の一助ともなります。

1.パッケージ概要

今回のパッケージには、1)試作、2)ユーザーテスト、3)商用展開の3つのフェーズに区切って提供します。本パッケージでは、一から企画すると時間を要する試作フェーズを、三社のノウハウを活用し、3ヶ月~という短期間で実現します。

・このサービスをご利用いただくメリットのあるお客様対象ユーザー

– 消費財、リース品、レンタル品をご提供されている企業様

・本パッケージで実現する機能

– 製品の利用状況(利用頻度や、利用機能)のリモートからの把握、一括管理
– 消費財の残量検知とアラート通知

・ご支援期間

‐3ヶ月~

・ご支援内容

以下の消費把握IoT活用の「試作フェーズ」を支援します。
1. キックオフ:ビジネスゴールと仮説の明確化
2. 仮説を検証するための要件整理
3. 試作(センサーなどのハードウェアから通知システムまで一貫)
4. テスト実施
5. 結果報告

2.IoTプロジェクトの進め方

・試作フェーズ

消費動向を取得するためにどの製品をどのようにIoT化し、取得したデータをどのようにビジネスに活かすか、といった技術面、ビジネス面のゴールを明確化し、仮説を検証するためのプロトタイプを設計、開発しご提供します。
(デバイスは1台〜数台を想定)

・ユーザーテストフェーズ

お客様先に設置し、実際に利用していただくことで、ユーザー視点で利用体験を整理し、商用展開のための改善項目を明らかします。
(デバイス数は10台程度を想定)

・商用展開フェーズ

商用展開を踏まえ、全体コスト最適化の観点からシステムを再設計し、システム導入のための体制を計画します。
(デバイス数は100台以上を想定。本パッケージに加え、追加のサービス開発も相談応)

支援したお客様事例

UCCグループであるソロフレッシュコーヒーシステム株式会社では、オフィスでハンドドリップの美味しさが味わえるカプセル式の一杯抽出型コーヒーサービス『ドリップポッド』を提供しています。より良い顧客体験の追求、在庫の適正化を目指してドリップポッドを通じて顧客の消費動向を把握する取り組みを検証しました。
初めての試みではありましたが、このパッケージのサポートによりプロジェクト全体のシームレスな連携と質の高い設計・実装が実現され質の高い検証を実施することができました。

今ある製品をIoT化し、センサー選びから通知システムまで一貫してサポートする「消費動向把握IoT導入パッケージ」に注目です!

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