脳波計測&IoTカメラでPOP制作を最適化!「ニューロクリエイティブ&店頭最適化パック」登場へ!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員Chisatoです。
本日は、株式会社Qoilが提供する「ニューロクリエイティブ&店頭最適化パック」に関するtopicsをご紹介します。

株式会社Flow Solutionsは、株式会社アイリッジの連結子会社でマーケティングに関するコミュニケーションデザイン事業を展開する株式会社Qoilが2022年2月3日より提供を開始する「ニューロクリエイティブ&店頭最適化パック」に、店頭IoTカメラを利用した効果検証に関する技術提供を行いました。

サービス提供背景

新型コロナウイルス感染症が続く中、メーカーの新製品プロモーションが難しくなっています。コロナ禍で消費者の店頭滞在時間は減少傾向が続いていること、またコロナ禍で利用が拡大しているECについても、2020年時点での物販のEC化は8.08%に過ぎないためです。商品を直接手に取って確認できる点でも、「目的買い」商品以外の「ついで買い」ではリアル店舗の果たす役割は大きく、コロナ禍のリアル店舗においては、初見でパッと目を引き、足を止めたくなる、制作物のデザインやコンテンツといった店頭POPクリエイティブの重要性がますます高まっています。
しかし、POPはこれまで担当者の経験則などから感覚的に制作されたまま効果検証も行われないことが多く、さらに、小売の人手不足や業務過多から、そもそも店頭設置率が20%程度に留まるケースもあり、課題となっていました。
FLOWは本取り組みにおいて店頭立ち止まりデータに基づく効果検証を可能にし、データの蓄積と効果検証を繰り返していくことで、より精度の高いPOP制作の実現を支援します。

サービスの特長

「ニューロクリエイティブ&店頭最適化パック」は、脳波計測に基づく”足を止める”POP制作から、ラウンダーによる店頭設置代行、店頭IoTカメラのデータに基づく効果検証までをワンストップで提供するサービスです。
脳波計測での科学的なクリエイティブ検証には、ラウンダーを全国へ派遣の上各個店を巡回し、POPの設置やメンテナンス作業の代行サービスと、設置状況などのレポート提出を行います。また、ドゥ・ハウスとのパートナーシップによる設置代行では、ラウンダーを全国へ派遣の上各個店を巡回し、POPの設置やメンテナンス作業の代行サービスと、設置状況などのレポート提出を行います。
FLOWは、POP設置後のPOP前の立ち止まり検知データの計測や、データに基づく効果検証部分で計測・分析技術を提供しています。
店頭データ取得においてはプライバシーに配慮した画像認識技術を用いており、POP前で立ち止まった人数・性別・年齢層・立ち止まり時間などのデータの蓄積と効果検証を繰り返していくことで、より精度の高いPOP制作が可能になります。

「ニューロクリエイティブ&店頭最適化パック」の概要

 

従来の店頭プロモーションと「ニューロクリエイティブ&店頭最適化パック」の違い

FLOW今後の展望

コロナ禍でDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速し、生活者の行動変容が進む中、リアル店舗においては「体験」や「偶然の出会い」の提供など、リアルにしかできない価値提供がより求められるようになります。また、リアル店舗とECを双方使い分けた購買行動を志向する生活者が多い昨今、POPの位置付けは重要です。FLOWは、リアル店舗における来客状況(来店、店内回遊、購買)を収集・分析し、店舗の課題をデータによって顕在化させることで、より確実な売上改善や業務効率化に貢献しています。
今回の取り組みにおける「店頭での効果検証」は、まさにFLOWが得意とする領域であり、その技術や計測領域を応用したさらなるサービスの拡充と進化を目指していきます。

図1:被験者の脳波計測イメージ <クリエイティブを見る被験者の脳波の動きから、興味度や好き度を判定>

 

図2:ラウンダーによる店頭設置代行イメージ

 

図3:立ち止まり検知データに基づく効果検証イメージ

 
店頭IoTカメラを利用し最新技術で消費者が足を止めるPOP制作を実現する「ニューロクリエイティブ&店頭最適化パック」サービスに注目です!

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