ARとVPS技術を活用したデジタルトランスフォーメーションの実証実験とは!?

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員のChisatoです。
本日は、株式会社デジタルガレージとKDDI株式会社が実施予定の、ARとVPS技術を活用した実証実験に関するtopicsです。

株式会社デジタルガレージ(以下:DG)とKDDI株式会社(以下:KDDI)は、第5世代移動通信システム「5G」時代を見据え、2019年9月21日にARとVisual Positioning Service(VPS)技術を活用し、渋谷の街のデジタル情報と、現実の渋谷の光景をスマートフォンアプリを通じて重ね合わせるデジタルトランスフォーメーション(DX)の実証実験を実施します。

VPSとは、従来の全地球測位システム、GPSの発展系と位置付けられ、3Dマップと、スマートフォンなどに搭載されたカメラ越しの画像とを照合し、向きや方位を含む高精度な位置情報を特定する技術です。

実証実験 概要

今回の実証実験で利用するアプリケーションは、DGとKDDI、株式会社カカクコム(以下:カカクコム)、株式会社クレディセゾン(以下:クレディセゾン)の4社で運営するオープンイノベーション型研究開発組織「DG Lab」が開発しました。個人の趣向に合わせた施設やランドマークの回遊に最適なルートを提案する機能を搭載しています。
最終到着時間や各地点での所要時間を考慮し、ユーザーの気分に合わせて自動でルートが提示されます。また、スマートフォンを渋谷の街にかざすと、カカクコムが運営するレストラン検索・予約サイト「食べログ」に掲載されている飲食店情報などがアプリ画面上にARで表示され、ユーザーは自分好みのお店をより簡単に見つけられます。

DGは、一般社団法人渋谷未来デザインの協業パートナーとして、今後DG Labを通じ、KDDIと渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会が運営する「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」をはじめとする、渋谷を起点とした様々な取り組みを支援していくほか、DG Labの5つの重点分野(Blockchain、AI、VR/AR、Security、BioHealth)での研究開発を推進していく方針です。

新しい時代に向けた技術の創造に繋がる、今回のARとVPS技術を活用した実証実験に注目です!

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