株式会社CAMI&Co.が、IoTで健康を管理する「IoTヘルスモニター」を発表!

こんにちは!IoT研究所の見習い研究員のChisatoです。
本日のtopicsは、IoTで健康を管理する「IoTヘルスモニター」をご紹介します。

日本初のIoT見積もりサービス「EstiMake」、IoT/DX環境構築サービス「IoT-DX-Kit」を展開する株式会社CAMI&Co.は、置くだけで従業員の健康管理ができるIoTヘルスモニターを発表しました。

発売背景

オムロンヘルスケア株式会社の調査によると、昨今の新型コロナウイルスによる影響で、「健康に関する意識が変化した」と答える人が8割を超えています。
その中でも、「体温を測る習慣がついた」と回答した人が約30%、「血圧を測る習慣がついた」と回答した人が約10%と、自身の健康状態を知るための行動をする人が増えていることがわかりました。
今後も感染症予防として、企業も社員の健康管理を意識しなければいけない状況となっています。
「IoTヘルスモニター」は、デスクやお店に置けるBOX型のデバイスで、内蔵されたセンサーによって健康を管理することができます。

「IoTヘルスモニター」特徴

サーモセンサーによる非接触体温計測

新型コロナウイルスによってテレワークを導入した企業における従業員の健康管理や、オフィスでの出社時の体温管理、食店の従業員やお客様向けの効率的な健康管理を目的としたIoTデバイスです。
拡張性があるため、体温以外にも様々な健康情報を取得し、組み合わせることで社員やお客様の健康管理に活用することができます。
第一弾として、上部に取り付けたサーモセンサーで、非接触で従業員の体温を常に計測し、一定の体温以上になると従業員のスマートフォンや管理者に警告を通知します。
デバイス自体にSIMカードを挿入することができるので、Wi-Fi環境がなくてもデータをインターネット上で管理することが可能です。
また、スマートフォンとBluetooth接続も可能で、アプリ上でより素早く健康状態を確認することができます。
また、従業員が自分の健康状態を確認することができるだけでなく、管理者アカウントでは、クラウド上で全従業員の健康状態を把握することができます。

管理画面イメージ

体温計測の仕組み

「IoTヘルスモニター」は以下のような仕組みで体温を計測しています。
1.赤外線センサアレイを用いて、対象となる視野の8x8の温度分布のマトリックスを取得します。
2.マトリックスの中から、一定の閾値以上の温度範囲が、3x3ブロック以上の場所を識別し、顔と推定します。
3.そのブロックの中で、最高の温度を体温として記録します。
一定の面積を検知しているので顔以外のご検知を防ぎます。
また、ピンポイントではなく面の中で最も高い温度を読み取っているので、より正確な体温を検知します。

人の顔
1.面で温度計測
2.顔を判定
3.最高温度を記録

今後の研究開発

「IoTヘルスモニター」は拡張性のある設計をしているため、目的に合わせて体温以外の情報を取得することができるようにカスタマイズ可能なサービス展開をしていきます。
現在は、血中酸素濃度を取得できるように研究開発を進めています。
新型コロナウイルスでは、急激に症状が悪化するという報告があるため、、血中酸素濃度をモニタリングすることで、重症化する前に兆候を発見できる点に注目しています。
また、周辺の温湿度や二酸化炭素濃度などを計測し、快適な空間で作業ができているかなどもチェックできるように研究開発を進めています。
さらに、AI技術を導入し、オフィスへの出社時の体温管理と同時に顔認証システムを導入することも検討中です。

置くだけで使えるIoTヘルスモニターで、従業員などの健康管理を可能にする「IoTヘルスモニター」に注目です!

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