こんにちは!IoT研究所の見習い研修生Chisatoです。
本日のtopicsは、ARソリューションプラットフォームの『TeamViewer Frontline』に統合できるAIのアドオン機能である『AiStudio』をご紹介します。
リモート接続ソリューションのグローバルリーダーであるTeamViewerは、産業用拡張現実(AR)ソリューションプラットフォームの『TeamViewer Frontline』に統合できる人工知能(AI)のアドオン機能である『AiStudio』を発表しました。
『AiStudio』は、画像や物体を認識するAIモデルを学習させる自己学習アルゴリズムで構成されおり、『TeamViewer Frontline』の特徴であるノーコードアプローチにより、プログラミングの技術を要することなく利用できます。
これにより、すべてのお客様が日常業務にAI機能を簡単に追加し、自動検証によって作業工程を改善することできます。
概要
Coca-Cola HBCや公衆衛生・認証機関のNSFをはじめとする食品・飲料業界のグローバル企業は、概念実証(PoC)において、『AiStudio』を統合し、品質保証や職場の安全性を高めるために、AIがサポートする『TeamViewer Frontline』のワークフローを独自に開発することで生産性の向上と効率化を実現しています。使用ケースとしては、食品の調理工程における衛生手袋着用の自動確認や、倉庫内物流における正しい試運転の確認などがあります。その他、AIによる製品の破損や組み立てミスの検出による品質保証、産業機械などの工場設備を自動認識し、ARソフトウェアによるメンテナンスの指示といった付加情報を瞬時に提供するなど、様々なシーンで『AiStudio』のアドオンの活用が期待できます。
2つの機能について
『AiStudio』には2つの機能が備わっており、これらは『TeamViewer Frontline』のライセンスを持つすべてのお客様が利用できます。
ひとつはスマートグラスのカメラを介して現場の警告サインを検出する機能、もうひとつは作業用安全ヘルメットの着用を検出する機能です。ユーザーは、個別の自動安全確認を簡単に実装することが可能で、AIベースの職場セキュリティのレイヤーを追加することもできます。
『TeamViewer Frontline』との統合で自動検証による現場の作業工程を改善できる、ARワークフローを進化させるAI機能 『AiStudio』に注目です!